システムを作っても受け入れてもらうことが大事
技術があっても使ってもらえなければ意味がない

はじめに:技術よりも受け入れられることの大切さ
皆さん、こんにちは。社会不適合者クラブの管理人です。正社員として生きていくことが難しいと感じ、独立してできる仕事を探し続けてきました。そんな中、私が経験して痛感したのは、どんなに素晴らしいシステムを作っても、使ってもらえなければ意味がないという現実です。
上の4コマ漫画は、私自身が実際に経験した出来事をもとに作成したものです。ITの知識を活かして飲食店向けのQRコード注文システムを開発したのに、「お客さんの多くが高齢者で使いこなせない」という理由で採用されなかった経験があります。技術的には優れていても、ユーザーのニーズや能力に合わなければ、いくら頑張っても報われないのです。
レストランQRオーダーの挫折体験
数年前、私はレストラン向けのQRコード注文システムの開発に取り組んでいました。顧客がスマホでQRコードを読み取るだけで注文ができ、厨房にデータが送られるというシンプルながら効率的なシステムです。テーブルでの注文取りの手間が省け、ミスも減らせるはずでした。
しかし、いざ飲食店にプレゼンすると、「うちのお客さんは高齢の方が多いから」「スマホを使えない人もいるから」という理由で断られることがほとんどでした。技術的には問題なく動作するシステムでしたが、実際の利用者の現実に合っていなかったのです。
この経験から学んだこと
この挫折から、私は重要な教訓を得ました:
- 技術的に可能なことと、実用的なことは別物である
- ユーザーのデジタルリテラシーを過大評価してはいけない
- システムの複雑さと利用者の能力のバランスが大切
- 新しい技術を導入する際は、移行期間や教育も考慮すべき
- 全ての人に合うシステムを作るのは難しい
特に日本の飲食業界では、高齢のオーナーやスタッフが多く、デジタル技術への抵抗感が強い場合があります。また、お客様の年齢層も幅広いため、全ての人が快適に使えるシステムを設計することは簡単ではありません。
新たな方向性:漫画制作への転換
このような経験から、私は「自分が作りたいもの」より「人々が求めているもの」に目を向けるようになりました。そして最近、ChatGPTの画像生成機能の進化により、漫画制作という新たな可能性を見出しました。
冒頭の4コマ漫画も、ChatGPTの画像生成機能を活用して作成しました。これまではプログラミングばかりに注力していましたが、実はこうした漫画やイラストを使った情報発信の方が、多くの人に届きやすいと気づいたのです。
システム開発と違い、漫画は技術的な障壁なしに誰でも楽しめます。老若男女問わず、視覚的に情報を伝えることができるのが漫画の強みです。また、私自身も漫画を描くプロセスを通じて、人々のニーズや感情に寄り添うことの大切さをより深く理解できるようになりました。
ユーザー目線は大事!
この経験は、IT業界で働く多くの人に当てはまる教訓を含んでいます。実際のユーザーの視点を見失いがち、というのはあるあるかもしれません。
重要なのは以下のポイントです:
- ユーザーファーストの思考を常に持つこと
- 技術の可能性だけでなく、現実の制約も考慮すること
- 全ての人が自分と同じデジタルリテラシーを持つわけではないと理解すること
- シンプルさと使いやすさを最優先すること
- 失敗から学び、新たな方向性を見出す柔軟性を持つこと
これからの展望:漫画を通じた新たな挑戦
現在、私は漫画制作を通じて新たなキャリアパスを模索しています。ChatGPTの画像生成技術を活用することで、絵を描くスキルがなくても、アイデアを視覚的に表現することができるようになりました。
特に、自分自身の経験や「社会不適合者」としての視点を漫画化することで、同じような立場の人々に共感と希望を届けたいと考えています。QRオーダーシステムの挫折も、今となっては貴重な経験談として漫画に昇華することができました。
システムを作るだけでなく、物語を作ることで、より多くの人の心に届くコンテンツが作れるのではないかと期待しています。このブログでも、今後はChatGPTを活用した漫画制作の過程や、社会不適合者が独立して生きていくための様々な挑戦について共有していきたいと思います。
おわりに
「システムを作っても受け入れてもらうことが大事」というテーマは、技術者にとって永遠の課題かもしれません。私自身、QRオーダーシステムの挫折を経て、今は漫画という新たな表現方法を模索しています。
失敗から学び、新たな可能性を見出すことは、「社会不適合者」として生きる私たちの強みでもあります。柔軟に考え、常に学び続ける姿勢があれば、きっと自分らしい生き方が見つかるはずです。
皆さんも、何か新しいことに挑戦する際は、技術や機能だけでなく、それを使う人々の視点も大切にしてみてください。そうすれば、より多くの人に受け入れられ、愛されるものが作れるかもしれません。
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